医食同源 in 糸島 featuring 引地翔悟 のお知らせ
2026年3月3日
メタネイチャー研究所
SVIでのウェルビーイング/ウェルネス研究の関連活動として、当研究所の事業所である1117に於いてイベント「医食同源」を開催します。医食同源は東京恵比寿などでこれまで10回以上、数年に渡って続けられている革新的なイベントです。コンセプトはこのページの下部に説明されているのでそちらを読んでいただくとして、メタネイチャー研究所として協力する趣旨を説明いたします。
2023年11月策定のSVIまちづくり構想は様々な要素を含んでいます。その中でもとりわけ大切な要素が(周辺地域を含む)住民、(観光客を含む)訪問者、関係者の身体と精神が健やかである、ということで、言うまでもなく「食べるもの」は我々の身体の材料となり既存の身体組織にも影響を与えます。我々は日常生活で口にするモノについてひとつひとつ吟味しているだろうか、どのようなところを重視すればよいのだろうか、そもそもコレは何でできていて体内でどのような作用をするのだろうか...と意識を少し向けてみれば、普段あまり考えたことのない頭の使い方をしないといけないことに気がつきます。外食で出てくるお皿のひとつひとつは食べる側にとって、自動化こそされていませんが既にメタ・ネイチャーなのです。
医食同源イベントでは、一級のシェフの一級のコースを味わい、それをガイドにしながら一皿ひとさらの材料や調味料、調理方法などをわかりやすく解説し、美味を楽しむだけでなく知識として中長期に渡って参加した方の頭や習慣に定着することを狙っています。これは「科学のまち」をコンセプトに掲げるSVIがそのまちづくりにおいて無視できない側面であり、馬場地区の実地でまちが開くまでにもできるだけ早く始め、繰り返し続けなければならない活動として捉えています。今回はその手始めとして1117を使って企画協力することとしました。幸い引地さんという類稀なシェフをお迎えできて幸先の良いスタートとなりました。ご興味の趣く方々にできるだけ参加していただけると幸いです。
記
日時: 2026年3月29日(日曜)
11時〜
13時〜
15時〜
17時〜
19時〜 の5回開催
参加料金: 追ってお知らせ(このページで更新)します
場所: 1117 (福岡県糸島市前原中央1-17-1 筑前前原駅北口至近)
シェフの紹介
引地 翔悟
NIRVANA New York シェフ
1991年、東京生まれ。
父は鹿児島、母は岩手にルーツを持つ。17歳で母を亡くし、18歳から一人暮らしを経験。大学では認知心理学を専攻し、「香り」と「色彩」が人の感覚や記憶に与える影響を研究した。照明の色による味覚の変化や、香りが過去の記憶を呼び覚ます現象を探究したことが、後の料理哲学へとつながっていく。
在学中に都内のイタリア料理店で働き始めたことをきっかけに料理の道へ。卒業後は汐留「Oregon Bar & Grill」でフレンチの技法と炭火を学び、「Alexander’s Steakhouse Tokyo」では熟成や火入れの技術を習得。27歳で東京駅「anclár」の料理長に就任し、日本の食材とスペイン料理の融合を探求した。
29歳で六本木「NIRVANA New York」に参加。モダンインディアンの技法に日本の感性を重ね、わずか1年でシェフに就任。現在は「香り」「色彩」「素材の力」を柱に、アーユルヴェーダや薬膳の思想を取り入れながら、食べることを健康と記憶につなげる料理を展開している。スパイスを立ち上がり・中心・余韻という時間の流れで設計し、色彩心理を盛り付けに活かすことで、一皿を「文化と記憶を共有する体験」へと昇華させる。
全国の生産者とも積極的に協働し、滋賀水産物、鹿児島黒牛、宮崎有機野菜、岩手八幡平「GEOFARM」のスパイス開発、沖縄金アグー豚や純黒糖のプロジェクトなど、多彩な地域食材の魅力を都市のレストランから発信している。さらに国内外でのコラボレーションも多数実現し、シアトル「Lil Woody’s」とのバターチキンサンド開発や、東京ミッドタウンでの特別ディナーなど活動の場を広げている。
その取り組みは高く評価され、食べログ百名店(アジア・エスニック部門)連続選出をはじめ、日本テレビ「行列のできる相談所」出演、東京メトロ「Metro Minits」特集掲載など、メディアにも多数取り上げられている。
「料理とは、素材や文化を束ね、香りと色彩で記憶を立ち上げる行為」。
地方と都市、日本と世界をつなぎながら、次世代へ残る食のかたちを模索し続けている。
Instagram: shogo hikichi
主催社による医食同源コンセプト紹介
シェフと学ぶウェルネスと医食同源GeMISによる医食同源は、食は身体をつくり思考と行動を整えるという考えのもと、シェフと共に医学・歯学・味覚をウェルネスの観点から横断的に学ぶ実践的な活動を行っています。料理を単なる嗜好や文化として捉えるだけではなく、身体の恒常性・代謝・腸内環境などと結びつけ、日常に落とし込める「医学的に意味のある行為」として再定義する取り組みを発信しています。
医食同源は、食を通じてウェルネスへの意識を再構築することを目的としたプロジェクトです。全国で活躍するシェフの料理を楽しみながら、医学・歯学・栄養学・味覚学などの知識に基づいて、生理学や生態学を体感するアプローチを特徴としています。レシピや食材の情報に留まらず、なぜ・どのようにその素材が身体に作用するのかというメカニズムの理解を重視しています。炎症・腸内環境・免疫・代謝・メンタルヘルス・アンチエイジングといったテーマを背景に、料理を身体に介入するアクションとして捉え直し、日常の食選択が健康状態に与える影響を丁寧に紐解きます。
GeMISの活動の中心は、シェフの感性とサイエンスの融合です。火入れ・発酵・素材の組み合わせといった調理プロセスは、味覚のためにだけでなく消化吸収や身体への影響も考慮されており、参加者は健康と食事の関係性を同時に理解していきます。医食同源は医療と食、感性と科学の間にあるギャップを埋めながら、料理を主軸としたウェルネス教育の可能性を探り、未病や予防医療につながる回復のための知的行為である食を総合的に社会へ提示しています。
Instagram: Food as Medicine GeMIS
GeMISについて
代表 日下琢雅(医師/医学博士/救急専門医/集中治療専門医)。2024年創業。日々の診療から浮かび上がる問題をアーカイブし、医療現場に限定することなく様々なフィールドにおいて、多様なバックグラウンドを持つスタッフと一緒に次世代のウェルビーイングを支えることをミッションとしている。主な活動として、医食同源や食育キャンプなどがあり、多くの参加者から好評を得ている。
以上 (最終更新: 2026年03月03日 22時22分)